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イケイケ青信号

魔法少女リリカルなのは中心の百合SSサイトです。

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かぼちゃのおばけがやってきた。

中身は腐ってました、なんてね。

今日はかぼちゃの日、いやいや、ハロウィンですね。
というわけでハロウィンネタでございます。
題名はありません、つけてください(何を言うか)
基本的に行事ネタに手を出す気はないのですが、思いついてしまったので投下します。
絶対何処かでやっていそうなネタですがなるべくスルーの方向でよろしくお願いします(土下座)

最後にちょいエロを入れてみます。といっても描写なしの会話文ですが。


時空管理局様、捕捉ありがとうございました。
編集作業頑張ってください!!


拍手返信はまたあとで!!


それでは続きよりどうぞ





―――――――





本日10月31日は、管理外世界弟97番『地球』で言うところのハロウィン。
ここミッドチルダでも管理局主催でハロウィンイベントが行われている。
元々ミッドチルダにはそういった習慣はないのだけれど、とある指令の発案により市民との交流もかねて開催されることになった。
局員は基本的に参加。でも強制参加ではない。しかしそれにもかかわらず大多数が集まっている。どうやらみんなお祭り好きのようだ。まぁ私もそのお祭り好きの一人なんだけどね。
久しぶりに元六課メンバーやお世話になった人たちにも会えるし、地球の習慣が受け入れられてるのもすごく嬉しいし。
さて、今私は待ち合わせのために会場入り口にいます。相手はもちろんフェイトちゃん。一昨日から地上に戻っているフェイトちゃんもイベントに参加する予定で、本当なら私と一緒に参加することになっていたのだけれど「ちょっと用事が」と言って出て行ってしまったため現地で合流になった。
しかし時計はもう約束の時間をとうに過ぎているというのに彼女は来ない。いつもなら約束の20分くらい前にはいるフェイトちゃんにしては珍しいことだ。
どうしたのかな、と周りを見回すが、それらしい人物は見当たらない。参加者全員仮装をしているので見つけづらいということはあるのだけれど、私がフェイトちゃんを見つけられないなんてありえない。

―困ったな。

溜息を吐いてすぐ、影が降りる。やっと来たのかとそちらに視線をやるとそこにはフェイトちゃんではなく金髪の男の人が立っていた。私より少しだけ背の高い彼はその視線に気付いたらしく、こちらを見て軽く会釈をした。それから居住まいを直して前を向く。たったそれだけなのに一連の身のこなしがまるで綺麗なひとつの旋律のようで、思わず見惚れてしまった。
と、急に頭の中で私を呼ぶ声が聞こえた。

『なのは』
「フェイトちゃん。どうしたの?遅いからちょっと心配しちゃった」
『ごめん、今ちょっと立て込んでて…。後から合流するから先にはやてたちのところに行っててくれる?』
「そうなの?なら仕方ないね。じゃあ先に行ってるね」
『ホントにごめん』

それじゃあまたあとで。そう言って念話が切れた。
そっか、まだ来れないんだ。
また溜息を吐く。すると隣からも同じような落胆の声が聞こえた。さっきの男の人がモニターを確認しながら肩を落としている。彼も待ち人が来れなくなってがっかりしてるのかな、なんて勝手に想像していて、不意に声をかけられた。

「待ち合わせ、ですか?」
「ふぇっ…、あ、はい。でも遅くなるから先に入っててと言われちゃいまして」
「私も、相手が私に気付かずに中に入ってしまったみたいで…」

そう言って彼は苦笑いを浮かべる。

「管理局の方ですか?」
「はい、一応」
「もしよろしければ案内して頂けませんか?中で合流しようと言われたのですが、私は局の人間ではないのでいまいち場所がわからなくて…」

しゅん、と項垂れる様は迷子の子犬のようだ。仮装用につけている黒い犬耳がいっそう雰囲気を出している。
返事をするのを忘れてその姿に見入っていると、慌てたように胸の前で手を振って。

「あ、いやその、無理にとは…。それに貴女も人を待っているんでしたよね。ごめんなさい、自分で探してみますので」
「え、ああ、すいません。こちらこそぼーっとしちゃって」

いやいやそんな、こちらこそ、と互いに謝り合うこと数分。私達のやり取りを不思議に思う人たちの視線でようやく我に返り、顔を見合わせて照れ笑いをする。
落ち着いたところでひとつ咳払いをして。

「私でよかったらご案内させてください。これでも一応管理局員ですし、困ってる市民の方を助けるのが私達の仕事ですから」
「…ありがとうございますっ」


* * *


彼の行き先は私の目的地と同じ場所だった。そこは管理局員専用の控え室。どうやら彼の待ち人は局員らしい。

「それにしてもすごい人ですね」
「局員のほとんどが参加していますし、一般市民の方々も多く参加してくださっているみたいですからかなりの人数になると思いますよ」
「へぇ…」

興味津々といった様子で周りを見渡す彼を、私は観察していた。
付け耳の下には明るく透き通るような金髪。端正な顔立ちに白い肌。凛とした佇まいに柔らかいオーラを放つ彼は、どこか私の恋人に似ている。
さっきからいろんな女の子が彼に熱い視線を送っているし、やっぱりもてるんだろうな。
どこか上の空で歩いていて、後ろから走ってくる子供たちにぶつかられたことに反応できず転びそうになって。

「危ないっ」
「ふにゃっ!!」

腕を掴まれ、ぐっ、と引かれた。その勢いで彼に抱きついてしまう。
ふっと香る甘い匂い。
腕を掴む少し冷たい手。
優しく抱きとめられて顔が熱を持つ。
「大丈夫ですか?」という彼の問いに言葉が出ず、ただこくこくと頷くばかり。
私の無事を確認して体を離し、ずり落ちてしまったストールを直してくれた。
高鳴る鼓動に戸惑い離れようとするが、「動かないで」と制されてしまう。何かと思うと頭の上に手を伸ばされ、付いていた白い猫耳を付け直された。

「せっかく可愛い猫さんなのに、ずれてしまっては台無しですよ」
「なっ…からかわないでください!!」
「からかうなんてそんな。本当に可愛らしいのに」
「…よく女誑しって言われませんか?」
「よくわかりましたね。可愛いだけじゃなくて聡明な方だ」
「もうっ…!!」

にこにこと無防備な笑みを見せる彼に怒ったようにそっぽを向いてどんどん先に進んでいくと、後ろから情けない声が聞こえた。でもそんなものに構っている余裕は今の私にはない。だって私、フェイトちゃん以外の人に、しかも初対面の男の人にドキドキしてるんだよ?凛としたかっこいい人だと思っていたら、しゅんとしたり情けない声を出したり。そんなところに可愛いな、なんてキュンときちゃったり、さっきみたいに王子様みたいな態度をとられてドキドキして。あろうことか抱きとめられたときに感じた甘い香りにずっと包まれていたいとか、体が離れたときに少し寂しくなったりとか。
これじゃまるで軽い女じゃないか!私はフェイトちゃん一筋で、フェイトちゃん以外にときめいたりなんかしない!そうだ、この人フェイトちゃんにそっくりなんだ。だからこんなことになるんだ。それもこれもフェイトちゃんのせいだ。全部フェイトちゃんが悪いんだ!!
まったくお門違いな結論で無理矢理自分を正当化させることに必死になりすぎて、後ろから聞こえる控えめな笑い声に私は気付かないでいた。


* * *


悶々としているうちに目的地に辿り着いた。そこでようやく彼を置いてきてしまったことに気付き慌てて振り返ると、すぐ後ろでにこにこ微笑む彼の姿が。
ほっと胸を撫で下ろして彼を見る。

「えと、ここが局員控え室です。相手の方、いらっしゃいますか?」
「ええ、ありがとうございました。おかげで助かりました」

目を細めて嬉しそうに笑う。ここにきて初めて気付いたが、この人、瞳の色までフェイトちゃんと同じだ。それだもの、余計にあんな失態を犯すはずだよ。
これ以上一緒にいたら頭が混乱して疲れちゃうな。ここは早めに退散して、とドアノブに手をかけ中に入ろうとした。が、ドアを開けたところで不意に手を引かれバランスを崩して後ろに倒れそうになる。それを抱き締める形で支えられた。
見上げると先程の彼が煌く笑顔で私を見下ろしていた。

「な、なななな何してるんですかっ!!」
「何って?」
「ここここんなことして…っ、彼女さんに怒られますよ!!」
「怒るんですか?」
「当たり前でしょ!!恋人が知らない女の人を抱き締めてたら誰だって怒ります!!」
「うん、なら大丈夫だ」
「へ…?」

さっきから何を言ってるのかさっぱりわかんない。というか話が全然かみ合ってないし。いったいこの人は何者なの?

「お、なのはちゃん。やっと来たか」

私がパニックを起こしていると中からはやてちゃんが声を掛けてきた。見ると守護騎士達や元六課メンバーも揃っている。この中の誰かがこの変な人の知り合いなのだろうか。訊ねようとして頭上からの声に遮られてしまう。

「はやて、ごめんね待たせちゃって」
「ええよー。ええもん見せてもろてるし」
「はは、満足頂けたなら光栄です」

軽い冗談を言い合いながら笑う二人。
はやてちゃんの知り合いなら変な人でも頷けるけど…。

「はやてちゃん、この変な冗談をやめさせて!!」
「おー、ついに怒ってもうた」

しゃーないなぁ、とわざとらしく溜息を吐いて彼に「やめたって」と言う。

「そうだね。そろそろ疲れてきたし」

ぱっと体を離して微笑むと、彼を強い光が包んだ。
それから数秒後、私の悲鳴が会場全体に轟くことになる。


* * *


「なのはー。ねぇ、なのは。なのはってばー」

背後から聞こえる情けない声。昼間に聞いたものより少し高めのそれを無視して、肩を怒らせながら前へ進んでいく。怒ってます、と誰が見てもわかるように。
何故怒っているのか。
結論から言うと、あの男の人はフェイトちゃんの変装だったから。
私が気付いていないのを知っていながらあんな風にからかうなんて、悪戯にもほどがある。
あの後、はやてちゃんには散々からかわれ、ヴィータちゃんにも茶化されて。元六課メンバーには苦笑されてしまい、私は終始赤面しっぱなしだった。
その仕返しにと彼女への無視を決め込んでいる。イベント中から口を利かず、目も合わせていない。フェイトちゃんも反省しているのかしばらくは大人しくしていたのだが、帰り道ではずっと私を呼んでいた。帰宅した今も少し離れた位置から呼んでいる。
ちらりと見ると明らかにしょんぼりしていて、流石に可哀相になってきた。

「おいで、フェイトちゃん?」

手招きをして横に並ばせた。

「反省してる?」
「はい…」
「なんであんなことしたの?」
「えと、それは…」

もごもごと言いよどむフェイトちゃん。言わなきゃだめ?と上目遣いで伺う彼女に、にっこり微笑んで首肯する。
それを見てフェイトちゃんは覚悟を決めたように息を吐いた。

「その、朝のこと覚えてる?」
「朝?」
「起きてすぐに私が『Trick or Treat?』って訊いたでしょ?あのとき、トリートでって言ってキスしてくれて」
「それで?」
「キスだけじゃ足りなくて、続きしようとしたら上手くかわされちゃって。だから悪戯しようと思って…」
「そ、そうだったんだ」

あの後続きをしようなんて思ってたとは気付かなかった。
…ふーん。

「フェイトちゃん、Trick or Treat?」
「へ?」
「だから、Trick or Treat?」
「えと、今お菓子持ってない…」
「なら、こっちにちょーだい?」

私は人差し指を自分の唇に当ててウィンクをした。すると一気に顔を真っ赤に染めて動かなくなってしまった。そんな彼女の傍に寄り、軽くほっぺにキス。それを切欠に再起動したフェイトちゃんは私をぎゅっと抱き締めて耳元に唇を寄せた。

「そこだけでいいの?」

へたれたわんこから一変、情欲に満ちた狼が目覚めたようだ。

「…ここにしかしてくれないの?」

質問に質問で返す、ちょっと意地悪な答え。
くくっと小さく笑う彼女は更に私を抱き寄せて。

「胸焼けするだけあげるよ。君の望むままに」

まず手始めに、とばかりに酷く甘い囁きを届けてくれた。
その甘さに酔い痴れながらどんどんと深さを増す甘さに溺れていく…・

願わくば、甘く悪戯な夜を私に―――。









「や、あ…」
「嫌なの?その割には腰、振ってるよね?」
「そゆこ、と…いわな、で…」
「でも間違いじゃないよね?これだけ濡らしてるんだもの」
「んぁっ…、いじわ、る」
「『甘く悪戯な夜を』って言ったのはなのはだよ?それとも今すぐやめようか?」
「や、だ…して、もっと…」
「ん、素直でよろしい。それじゃあとびきり甘い夜にしてあげる」
「ふぁ…ああっ…!」









―――――――
補足
・なのはさんは白ネコさんです。実は尻尾つき。
・フェイトさんのイメージは黒柴。尻尾はふさふさのやつをつけてます。
・はやてさんはかぼちゃを被ってます。狸ではありません。

はい、ついにやってしまいましたね。
もうなんというか恥ずかしい限りです。
ちなみにこのネタ授業中に思いついて講義を聴かずに最後まで書き上げてしまいました。
なんという不謹慎な学生でしょう。
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コメント
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2009/11/04(水) 21:30 | | #[ 編集]
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プロフィール

鳴神玲

Author:鳴神玲
ども、鳴神玲です。北の大地に生息しております。
読み方は「なるかみあきら」です。
mixiやってます。黒猫大和@SLB!!という名前なので、もしよかったらつっついてやってください(・ω・)

リリカルな世界に引き込まれて早半年。なのはさんとフェイトさんのイチャラブっぷりに妄想力がリミットブレイク。勢いでここを作ってしまった次第でございます。
間違いなく鈍亀更新だとは思いますが、気長にお付き合いくだされば幸いです。

CPはなのはさんとフェイトさんが中心です。気まぐれで違うのも出るかもしれません。

リンクフリーなので、貼るもはがすもご自由にどうぞ。
ご報告いただけたらもれなく私の何処かから鼻血が出ます(イラネ)






↑お礼SS1つ





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